人世を俯瞰する干支(えと)の知識 その2(全4回)


3.五行に基づく九星
   個人のエネルギー(強み)を判定する上での分類で、下記に著した生まれ年による分類(本命星)とそれを補完する上での月命星があり、人間関係を洞察する上での大きな指標となり、それぞれ次のような特質を備えている。

・一白水星 ~ 真っ白な水(人間プロバイダー)
・二黒土星 ~ 肥沃な黒土(母なる大地)
・三碧木星 ~ 生い茂る若木(稲妻のような力、スター)
・四緑木星 ~ 大地を覆う大樹(奉仕、援助、慈愛により集まる)
・五黄土星 ~ あらゆるものを呑み込む砂漠の土(王様の星)
・六白金星 ~ 輝く光(天)の偉大さ(人の指導者、正義、理想)
・七赤金星 ~ 自分が金の光を楽しむ(多芸多才、おしゃべり)
・八白土星 ~ 完成された土(陶器)、極める(芸術の星)
・九紫火星 ~ 情熱的な火のエネルギー(マニアックに追求、放火魔)

4.十干十二支(じゅっかんじゅうにし)
十干 :甲・乙・丙・丁・戌・己・庚・辛・壬・癸
十二支:子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥

十干に十二支を組み合わせるので、甲子(きのえ・ね)、乙丑(きのと・うし)、丙寅(ひのえ・とら)と一巡して癸亥(みずのと・い)に終わる。ちょうど60で、また甲子に還るので、これを還暦という。

【 例 】   
甲子園球場(大正13年築、1924年)
ひのえうま(丙午)(昭和41年、1966年)~八百屋お七が丙午生まれとの風説。昭和41年は前年の181万人から45万人減少(約25%)して136万人の出生。翌年の昭和42年は193万人(前年より57万人増、約42%増)。


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大植隆

大植隆

不動産鑑定士・宅地建物取引士。(株)北海道アプレイザーズ・ファーム 代表取締役・NPO法人相続アドバイザー協議会評議員・(一社)日本中小企業経営支援専門家協会(JPBM)理事、北海道支部長・相続寺子屋北海道代表。 北海道拓殖銀行の関連不動産会社等を経て、不動産鑑定士事務所を設立、現在に至る。専業の不動産鑑定評価に止まらず、高層ビルの建築・大規模土地開発・権利変換・土地の有効活用等、不動産に係わるあらゆる業務に従事しチームワークの大切さを学ぶ。 顧客の悩みに「ワンストップ」で対応すべく組織された士業の専門家集団である『法務会計プラザ』に参画し現在に至る。

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