皆様、始めまして。
札幌、苫小牧で活動する終活専門コーディネーターの佐藤美幸(さとうみゆき)と言います。
これまで終活セミナーや相談会で1500人以上の方の悩みに耳を傾けてきました。
その悩みは、きっと皆様にも共通することがあると思います。
皆様にとって「身近な終活」を届けていきます。
札幌市の白石区で開いた相談会でのことです。
77歳になるというご婦人がいらっしゃいました。
若々しい服装と快活なお話ぶりから、高齢なお年の方だとは思えません。
相談内容はズバリ!家族信託。
家族信託は、まだまだマイナーで詳しい内容を知ってらっしゃる方はいませんが、そのご婦人は本や金融機関のセミナーで勉強しているようでした。
「マンションが2棟と現金があるので、信託を考えているんだけど、誰にお願いしたらいいか迷っているの。
長男は働いていなくて放蕩息子だから、財産を預けるには心配。次男は私の言うことを聴かないから信用できない。娘はかわいいけど、婿が信用できないし、婿のいいなりになってるから不安。わたし、まだまだ元気だし何でも自分でできるし。病気になってからでも遅くないよね。」
今は元気で病気知らず。でも、将来が不安だから相談に来るし、勉強もする。
でも、こういう方は結局、自分で何もできないまま相続問題に発展してしまうことが多いです。まだまだ大丈夫という根拠のない自信に満ち溢れているからです。。
終活は、まず自分が置かれている環境や事情を知ることから始まります。
「自分のことを知らないと解決策も出てこない」ということです。
佐藤 美幸
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- 「自分を知ることから始める」 - 2018年11月13日